第35回目GLAY歌詞考察 「HAPPINESS」に込められた愛と幸福の意味”シン君が語るGLAY曲の魅力

GLAY

曲の情報

「HAPPINESS」は2000年1月1日にリリースされたGLAY18枚目のシングルで、GLAYとしては初のマキシシングル。

タイトルは幸福を意味するけれど、歌詞の中では単純な幸せではなく、“苦しみや孤独を越えた先に見える幸福”が描かれています。

1. 幼さと不確かな未来

「夜の静寂に深く埋もれそうな2人に 覚めて見る夢は幼すぎて」

ここで描かれているのは、まだ未熟で不安定な二人の関係。

夢はあるけれど、その夢自体が「幼すぎる」――つまり、現実に押し潰されそうになる儚さを抱えていることが表現されています。

2. 不純な動機と「愛の厳しさ」

「動機は不純でも互いに心許し合えた」

愛の始まりは、必ずしも純粋なものではない。

でも、そこに寄り添うことで初めて分かち合える秘密や「愛する厳しさ」を知る。

幸福とは単なる優しさではなく、痛みや厳しさを通して初めて形になるものだと伝えています。

3. 幸せの意味を問う

「Don’t wanna hurt you anymore tell me the meaning of your happiness」

ここで繰り返されるフレーズは、この曲の核。

愛する人の“幸せ”の意味を問いかけながら、自分もまたその答えを探している。

相手を傷つけたくない気持ちと、自分の未熟さの間で揺れる葛藤が浮き彫りになります。

4. 日常の中の涙と祈り

「時として途方に暮れる人ごみで独りきり 争いの声に耳をふさいでは涙をこぼした」

愛の歌でありながら、社会の喧騒や争いに触れているのもこの曲の特徴。

幸福を追い求めるのは恋愛だけでなく、日常や人生そのものの中でもがきながら探す行為なのだと気づかされます。

5. 唯一無二の存在への誓い

「この世で唯一無二のあなたへとささげるよハピネス 愛してる…愛してる」

最後は、ただひとりの大切な存在へとたどり着きます。

何度も繰り返された「Happinessの意味を教えてほしい」という問いの果てに、答えはシンプルで明快。

「あなた」という存在そのものが幸福であり、唯一無二だからこそ守り抜きたいと歌っているのです。

まとめ

「HAPPINESS」は、愛の厳しさや痛み、不安や社会の喧騒を経て、それでも“あなた”こそが幸せの意味だと気づく歌です。

・幼さと不安から始まる恋

・秘密や痛みを分かち合う中で知る「愛の厳しさ」

・相手を傷つけたくない思いと幸福の問いかけ

・日常の中で失いかけながらも見つけた唯一無二の存在

ただ明るいだけのラブソングではなく、“痛みを伴うからこそ幸福に辿り着ける”というリアルな愛の物語が込められた一曲。


✨あなたにとって、「HAPPINESS」と呼べる唯一無二の存在は誰ですか?🦄✨

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