第25回目GLAY歌詞考察|「Together」に込められた別れと愛の記憶”シン君が語るGLAY曲の魅力

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曲の基本情報

「Together」は、1996年2月7日にリリースされたGLAYの2rdアルバム『BEAT out!』に収録された楽曲です。その後、シングル「BELOVED」のカップリングには別バージョンが収録され、ライブでも度々演奏される人気の一曲。さらに、ミズノスポーツの企業CMソングとしても採用され、
ファンの間でも根強い人気を誇る一曲です。

別れの予兆から始まる物語

冒頭のフレーズは、とても静かな痛みから始まります。

I hear the lonely words 初めて見せた貴方の 痩せてしまったその笑顔に 頬を寄せた

ここには、愛する人の弱った表情を前にして「何もできない」無力さが描かれています。

恋愛の関係はすでに終わりを迎えつつあり、主人公はただ寄り添うことしかできない。

愛情がまだ深く残っているからこそ、その笑顔は余計に切なく映ります。

愛の言葉が足りなかった二人

歌詞の中盤には、

愛の言葉が足りないかわりに 歌えば それだけで 2人ひとつになれた気がしていた

という一節があります。

ここは、GLAYらしい「音楽を通じて繋がる愛」の表現だと感じます。

お互いに言葉で伝えきれない部分を音楽が補っていた。

しかし、それも結局は“一瞬の錯覚”であり、根本的な溝を埋めきることはできなかったのかもしれません。

愛と痛みを抱えての別れ

サビで歌われるフレーズは、とても象徴的です。

ただ夜が明ける事を 祈ってた日々 悲しみに沈む夜も 貴女が変えてくれた

ここには「一緒にいた時間の中で、相手が救いであった」という感謝が込められています。

しかし同時に、それがもう続かないことを悟っている。

別れを受け入れざるを得ない状況に、静かに耐える主人公の姿が浮かびます。

さらに、

「誰もが生きる事の痛みを抱きしめて生きてゆくなら 教えてくれ 俺はこれから何を失ってくのか…」

このフレーズは、失恋の痛みを超えて「人生そのもの」へと視点を広げています。

愛を失うことで人は何を学び、何を背負って生きるのか。

TAKUROさんらしい哲学的な問いかけが込められていると思います。

忘れられない夏の夢

ラストのサビで出てくる、

恋と呼ぶには短い あの夏の夢 別々の道を選んだ 貴女を忘れない

この表現が、この曲の核心です。

“短いけれど一生忘れられない夏の恋”――

誰もが胸の奥に持つような記憶を、TAKUROさんは普遍的なラブソングとして描いています。

別れを選んだ後でも、その時間が確かに「自分を支えている」というメッセージが強く伝わります。

まとめ

「Together」は、ただの失恋ソングではなく「別れを経てもなお残り続ける愛と記憶」を描いた作品です。

儚い時間の中にこそ、本物の愛の輝きがある。

そう語りかけるようなこの歌詞は、聴く人の過去の恋愛経験に重なり、胸を締めつけるような共感を呼び起こします。


あなたへの問いかけ

あなたにとって、「短いけれど一生忘れられない恋の記憶」はありますか?

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