第23回目GLAY歌詞考察|「RAIN」デビュー曲に込められた“光”と孤独の物語 ”シン君が語るGLAY曲の魅力

GLAY

「RAIN」曲紹介

「RAIN」(レイン)は、GLAYが1994年5月25日にプラチナム・レコードからリリースしたファースト・シングル。

作詞はX JAPANのYOSHIKIさん、作曲はTAKUROさんが担当し、GLAYの未来を切り開く重要な一曲となった。

その後もライブ等で披露され、デビューから現在まで、ファンにとって特別な存在として愛され続けている。

歌詞考察

「RAIN」の世界観は、デビュー曲とは思えないほど完成度が高く、そして切なさと情熱が混ざり合っている。

YOSHIKIさんの詞には、雨をモチーフにした孤独や喪失感が漂い、TAKUROさんのメロディがそれを劇的に彩る。

歌詞全体は、大切な人との別れやすれ違いを、雨という情景に重ねて描いている。

1. 「夢だけを心に抱きしめて どしゃぶりの雨の中…」

冒頭から、夢と現実の狭間で立ちすくむ主人公が描かれている。

どしゃぶりの雨は、現実の厳しさや避けられない別れの象徴。

「汚れたままで彷徨う」という言葉には、理想を失い、心に泥がついた状態でも生きていく姿が映し出される。

2. 「ALL I NEED’S YOUR LIGHT」

このフレーズは曲全体の核。

「あなたの光」が、絶望の中で唯一の希望であり、生きる理由でもある。

たとえ引き裂かれても、その光を求め続ける気持ちは消えない。

これはGLAYの後の楽曲にも通じる“愛と希望への執着”の原点だと言える。

3. 英語詞パートの存在感

中盤には英語のスピーキングパートが挿入される。

「Why can’t my heart reach you…」という直接的な嘆きは、日本語の比喩的表現とは違い、感情がむき出しになっている。

YOSHIKIさんらしい、国際的なロックバラードの構成を感じさせる部分でもある。

4. 「苛立ちに跡切れた 永遠に溺れてみても…」

この一節には、永遠を信じた恋が終わる痛みと、それでも忘れられない想いが詰まっている。

苛立ちや孤独は、ただ苦しみを与えるだけではなく、逆にその愛の大きさを際立たせる効果も持っている。

5. 雨と薔薇の象徴

「涙に濡れた薔薇を咲かせてよ」という一節は、美しさと儚さの象徴。

薔薇は愛と情熱を、雨は悲しみと浄化を表しており、相反する感情が同時に存在する関係性を描き出している。

まとめ

「RAIN」は、GLAYの音楽的ルーツとメッセージ性を強烈に印象づけた一曲。

雨の情景に包まれながらも“光”を求め続ける姿は、その後のGLAYの歌詞世界の基盤とも言える。

YOSHIKIさんとTAKUROさんの化学反応が生み出した奇跡のデビュー曲であり、今聴いても全く色褪せない。


あなたにとって「RAIN」の“光”とは、どんな存在ですか?

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