▸ Intro(イントロ)
When tree will rot
When love will cry
One way your truth was seen
And you shall live
和訳(直訳)
木が朽ちる時
愛が涙を流す時
ひとつの道で あなたの真実は見えた
そして あなたは生きていくだろう
意訳
すべてが壊れそうな時でさえ
愛が痛みを伴う時でさえ
あなたが信じてきたものは確かにここにある
だから、あなたはこれからも歩んでいける
▸ Outro(アウトロ)
Snow is falling.
I can’t say anymore.
I’m standing in the windy load.
You leave me alone.
Don’t go away from me.
I wish to be in love again.
和訳(直訳)
雪が降りしきる
もう何も言えない
風の吹きすさぶ道に立ち尽くして
あなたは私をひとりにして去っていく
どうか行かないで
もう一度、愛し合えることを願っている
意訳
白い雪に包まれながら
言葉を失い、立ち尽くす自分を残して
あなたは遠ざかってしまう
それでも、心から願う
もう一度だけ、愛し合える未来を
🎵 隠れ歌詞が示す「Missing You」のもう一つの顔
『Missing You』は、GLAYの中でも切なさや喪失感を強く描いた楽曲です。公式の歌詞カードには載っていないイントロとアウトロの英詞は、まるで心の奥に隠された“本音”のように聴こえます。
▸ イントロに込められた意味
イントロのフレーズは「木が朽ちる時」「愛が泣く時」と、終わりや喪失を思わせるイメージから始まります。
けれど同時に「あなたは生きていくだろう」という言葉で締めくくられていて、喪失を経験しても人は前を向いて生き続けるというメッセージを感じます。
これは曲全体の「失った相手を想いながらも生きていく」テーマを導入する役割を果たしているようです。まるで、最初から“別れ”を覚悟させるようなトーンで始まるんですね。
▸ アウトロに込められた意味
一方、アウトロの歌詞は雪に包まれた別れの情景が描かれています。
「どうか行かないで」「もう一度、愛し合いたい」という叫びは、まさにタイトル通り“Missing You=あなたが恋しい”という心情を直接的に表しています。
ここには「前に進まなきゃ」という理性と「でも離れたくない」という感情のせめぎ合いが見えてきます。公式歌詞では描かれないラストの英詞があることで、曲全体の切なさがさらに強調されているのではないでしょうか。
▸ 隠れ歌詞が照らす『Missing You』
イントロとアウトロを含めて改めて聴くと、『Missing You』は「喪失→受け止め→それでも願い続ける」という物語になっていることがわかります。
歌詞カードに書かれていないからこそ、聴き取れた人だけが味わえる特別な余韻。それがGLAYの楽曲らしい“隠されたメッセージ”にも思えます。
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