第69回|GLAY「天使のわけまえ」歌詞考察|優しさは平等じゃない―愛の“配分”に潜む残酷さ

GLAY

「天使のわけまえ」は、2004年5月19日にリリースされたGLAYの30作目のシングルです。

「ピーク果てしなく ソウル限りなく」との両A面シングルとして発表されました。

作詞・作曲はTAKUROさん。

タイトルの“わけまえ”という言葉が示すように、この楽曲は

👉 愛や優しさが“均等ではない世界”

を描いているように感じられます。

■天使と悪魔の共存

天使の分け前をあなたにそっとあげる 悪魔の戯言をあなたにもっと聴かせて

この曲は、天使と悪魔という対比から始まります。

  • 優しさ(天使)
  • 欲望・歪み(悪魔)

どちらか一方ではなく、

👉 両方を同時に持つ存在としての人間

が描かれています。

■自由を失った存在

羽根の取れた蝶の様に空に憧れて 目を塞いだ犬の様にただ従うだけ

ここでは“自由を失った存在”が描かれています。

  • 飛びたいのに飛べない
  • 見たいのに見ない

👉 自分の意思を失った状態

それは現代の生き方にも重なります。

■愛と痛みの境界線

天国の記憶にも似た痛みに溺れている

この表現は非常に印象的です。

愛は本来幸せなもののはずなのに、

👉 痛みと紙一重

むしろ強い愛ほど、

痛みを伴う。

■“魔性”という存在

地獄絵図見て育てられた魔性の女

ここで登場する“魔性の女”。

これは単なる人物ではなく、

👉 人を惹きつけてしまう存在そのもの

愛されたい、でも壊してしまう。

そんな矛盾を象徴しているように感じます。

■愛の非対称性

5秒と見つめられない愛おしさ

ここにこの曲の核心があります。

愛しているのに、見つめられない。

近づきたいのに、距離がある。

👉 同じ想いではない関係

■すれ違う生き方

2人はまるで別の意味 生き方に求めてる

この恋は、同じ方向を見ていない。

  • 求めるものが違う
  • 生き方が違う

👉 だからこそ惹かれ合い、そして壊れていく

■愛の終わりの予兆

長過ぎるKISSは饒舌に 愛の終わり語り始める

これは非常にリアル。

愛が終わる時、

その兆しはすでに存在している。

👉 長すぎる優しさ=終わりのサイン

■演じることの限界

天使を演じれば飛べない事と知る

悪魔を演じれば心が邪魔になるだけ

ここがこの曲の本質。

  • 良い人を演じても苦しい
  • 悪い人になっても苦しい

👉 本当の自分ではないから

■“わけまえ”の意味

このタイトルに戻る。

👉 なぜ「わけまえ」なのか?

それは

👉 愛や優しさが“分配されている”世界

  • 多く与えられる人
  • 少なくしか与えられない人

その不公平さ。

■まとめ

「天使のわけまえ」は、

  • 愛の不均衡
  • 優しさの分配
  • 人間の二面性
  • すれ違う関係

を描いた楽曲です。

そしてその核心は、

👉 愛は平等ではない


あなたは“与える愛”と“与えられる愛”、どちらの方が多いと感じていますか?

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