目次
❖ はじめに
「ここではない、どこかへ」は、GLAYが1999年8月25日にリリースした17枚目のシングル
この曲もミリオンセラーに認定されています。
どこかノスタルジックで、そして胸を熱くさせる“旅立ちの歌”です。
時代の流れに翻弄されながらも、それでも未来に向かって生きていく――
そんな人間の強さと繊細さが、圧倒的な言葉の力で描かれています。
🔍考察ブログのポイント
この曲は、10代後半から20代に差し掛かる時期の「心の旅立ち」や「青春の終わりと大人への入口」を描いているような楽曲です。
仲間と過ごした日々、無邪気に信じていた夢、そして成長とともに感じる孤独や痛み——
それでも「ここではない、どこかへ」進む勇気を歌ってくれている。
今を生きるすべての“戦士たち”に寄り添う、GLAYならではの青春讃歌です。
◆「夢は無限にある」──無邪気な季節の記憶
夢は無限にある その全てを疑いもせず 満たされていた 許されていた
このフレーズは、まさに“子ども時代”の感覚そのもの。
将来への不安なんて感じず、ただ好きなものを信じて、夢見て、自由に生きていた頃の心境が蘇ってきます。
しかしその後には、
ひとつひとつ 仕組みを知れば 子供のままでは生きてゆけないと
という現実が待っている。
世界のしくみ、人間関係、社会の理不尽さ──大人になるほどに、理想と現実のギャップに傷つくことも増えていきます。
◆「ここではない、どこかへ」への憧れ
ここではないどこかへと 胸を焦がすよ 無邪気な季節が過ぎ 今誰もが戦士達
かつては「何者にもなれる」と信じていた僕たちも、大人になると社会の中で戦う“戦士”になります。
でもそれは、夢を諦めたからじゃない。
むしろ、夢の続きに向かって「扉を叩き続けること」こそが今の戦いなんだと、この歌は教えてくれます。
計らずも そう 僕らは航海に出た ゆるぎない魂に 南向きの帆を立てろ
ここでの「航海」は人生そのもの。
計画通りなんていかない。それでも“南向きの帆”=希望を失わず、進んでいくしかない。
GLAYらしい前向きなメッセージがここに詰まっています。
◆「仲間との別れ」と「今も続く繋がり」
よく見てた景色 例えば古い恋の歌を 擦り切れるまで何度も聴いて 履き古しの靴 どこまで飛べるか競争した
ここでは、懐かしい日々や仲間との記憶が描かれます。
どんなに距離が離れても、心の中に刻まれた思い出は色褪せない。
過去の自分たちがいてくれたから、今の自分がある。そんな“時間を超えた友情”を感じさせてくれる描写です。
◆「この場所にとどまる理由などないさ」
愛を語れない口唇に 孤独にホホよせる恋人達 この場所にとどまる理由などないさ
ここは、とても強い決意のフレーズ。
迷いや不安があっても、「ここにとどまってちゃいけない」「進まなきゃいけない」──
そんな心の叫びが聞こえてくるようです。
◆まとめ──“ここではない、どこかへ”へ向かう僕たちへ
「ここではない、どこかへ」は、単なる“逃避”の歌ではありません。
過去の輝きや、現在の葛藤、未来への期待と不安を抱えながらも、“進み続けること”の大切さを歌った名曲です。
また逢えるその日まで
最後のこの一文は、すべての旅人=リスナーへのエール。
迷っても、悩んでも、どこかでまた会えると信じて、進み続けよう──
そんなGLAYらしい、優しさと強さが詰まったラストです。
🌿みなさんにとって「ここではない、どこかへ」とは?
この曲を聴いたとき、あなたの心に浮かぶ「どこか」とは、どんな場所でしょうか?
それは叶えたい夢の先かもしれないし、昔の仲間と笑い合った記憶の中かもしれません。
あなたにとっての“ここではない、どこかへ”は、どんな景色ですか?
■ ハッピースウィング情報
▶ X / Instagram も更新中!
Twitter:https://twitter.com/GLAYBAR_HS

Instagram:https://www.instagram.com/glaybar_happy_swing

コメント